左京区と右京区、どっちが右?

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唐突ですが、京都市の地図を見ると「あれ?」と不思議に思うことはありませんか?

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右? 左?

京都市は北区、上京区、左京区、中京区、東山区、下京区、南区、右京区、西京区、山科区、伏見区の11区に分けられていますが、この中で左京区と右京区の位置関係がちょっと不思議なんです。左京区と右京区、どっちが右でどっちが左にあると思いますか? 「そんなもん、考えるまでもなく、書かれている通り、左京区は左、右京区は右だ!」と言われそうですが、確かに一般的に地図は上を北にして描かれているので、左右で考えれば、表記の如く、左京区が左側で、右京区が右側にあるのが普通ですよね。ところが、京都市の地図を見ると、左京区が右側で、右京区が左側と、表記とは逆の位置関係にあるのです。これって、なんか妙ですよね。でも、この位置関係は間違いではなく、ちゃんとした理由があったのです。

中国の都を真似た平安京

平安京は中国の都をお手本にして作られたと言われています。中国には、君主は北を背にして南に向かって座して政務を行うしきたりがありましたが、それに従って、古代中国の都市は都の北の中央に王様が暮らす宮城を置き、そこから南に向かって整然とした区画を拡げていき、都市のカタチを造りました。平安京も同様に都の北にある内裏から南に向かって座す天皇を基準に、都の中央を南北に通る朱雀大路より左手を左京、右手を右京と呼ぶようになったのです。

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その呼び名が今も残って、現在の区名となり、平安京の位置関係のまま、右側が左京区、左側が右京区になったというわけです。

歴史と文化を重んじる京都人

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京都の街には都会とは裏腹にどうして読めば良いか分からないほど難しい漢字の町名や、北に行くなら「上がル(あがる)」、南に行くなら「下ル(さがる)」、東に行くなら「東入ル(ひがしいる)」、西に行くなら「西入ル」といったような言い方を昔のまま変わらず、今も使い続けているところに、京都人が京都の歴史と文化を重んじる気質を感じます。これも“京都らしさ”のひとつなのでしょうね。大切に守り続けて欲しいと思います。

(写真・画像等の無断使用は禁じます。)

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