両足院 ~半夏生が彩る座禅のお寺

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暦の上に「半夏生(ハンゲショウ)」と呼ばれる日があります。それは、1年で一番、日が長い日である夏至から数えて11日目のことで、昔の農家では田植えの目安(夏至が済んでから半夏生に入るまでに田植えを終わらせるのが稲にとってちょうど良いため)にしてました。

ところで、その「半夏生」と同じ名前の植物があることは、ご存知でしょうか? 植物の「半夏生」は “半化粧”とも書かれ、初夏の頃に緑の葉が半分ほど白くなり、まるで白い花が咲いたように見える不思議な植物です。

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「半夏生」はドクダミ科の植物で、花弁のない花が咲きます。その名の由来は、葉の片面が白く化粧するからとも、暦の半夏生の時期に花が咲くためとも言われています。どことなく、もの哀しい感じがする名前の植物ですが、今回はその半夏生の庭で知られる「両足院(りょうそくいん)」という寺院の話をしましょう。

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両足院の“両足”って?

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両足院は東山・祇園にある建仁寺の塔頭(たっちゅう:本寺の境内にある末寺院のこと)です。“両足”とあると、何やら足に関係があるのかと思ってしまいますが、この “両足”は仏陀の別名「両足尊」にちなんだもので、知恵と慈悲の両方が足りているという意味なのだそうです。

両足院には4つの美しい庭があります

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この両足院の最大の魅力は約300坪ほどある、美しい庭園です。庭園は白砂と苔に青松が美しい「唐門前庭」、緑の苔が敷き詰められたところに自然石が置かれた枯山水の「方丈庭園」、坪庭の「閼伽井庭(あかいにわ:閼伽とは、仏教において仏前などに供養される水のことで、その閼伽を汲む井戸のことを閼伽井というそうです。)」、そして、半夏生が800株も植えられている「池泉回遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん)」の4つの庭からなり、半夏生が彩る初夏の頃は庭全体が華やかな雰囲気に包まれます。

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ユニークな座禅体験

両足院には、もうひとつ、魅力あるものがあります。それは “座禅”です。両足院では、入門的感覚の肩肘の張らない座禅を体験するプランがいろいろと用意されています。

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初めて座禅を試してみる「座禅体験」の他、早朝に座禅を体験した後に、禅宗の朝食である朝粥を禅の方式に沿って食する「座禅と朝粥体験」、座禅で心落ち着いた後に、禅寺ならではの精進料理を庭園を見ながら食する「座禅と精進料理体験」、座禅を行う前に簡単な体操をし、体の調整法や呼吸法、指圧などの養生法を学ぶ「座禅と養生法」、座禅とヨガを同時に体験できる「座禅とヨガ体験」など、座禅に別の体験を組み合わせるというユニークな体験プランです。

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“座禅”は、経験のない人にとっては敷居の高いものですが、このように座禅に関連づけたプラスアルファの要素を組み合わせることで、興味の幅を拡げ、座禅を体験し易いように配慮されているのです。もちろん、座禅のやり方についても丁寧に説明してくださるので、初心者でも安心して、座禅の世界を体験することができます。日頃の喧騒から暫し離れ、静寂のもと、座禅を通じて、自分の心を深めてみてはいかがでしょうか。

座禅の体験は随時、両足院のホームページで受け付けています。また、両足院は普段は非公開の寺院ですが、新春と半夏生と秋季の季節に特別公開が行われます。詳しくは両足院のホームページをご覧ください。

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両足院:京都市東山区小松町591 建仁寺山内 TEL : 075-561-3216 

(写真・画像等の無断使用は禁じます。)

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